kun432's blog

Alexaなどスマートスピーカーの話題中心に、Voiceflowの日本語情報を発信してます。たまにAWSやkubernetesなど。

〜スマートスピーカーやVoiceflowの記事は右メニューのカテゴリからどうぞ。〜

Alexaスキル開発を始めるための本を片っ端から買ってみた

最近はずーっとスマートスピーカーを触ってて、自分でスキルを作りたい、ということでいろいろな書籍を片っ端から買って読んでみたので、レビュー。これから始めてみる方の参考になれば。

## 書籍一覧

はじめてのAlexaスキル開発 [音声認識アプリ開発の基礎知識を身に付ける! ]

はじめてのAlexaスキル開発 [音声認識アプリ開発の基礎知識を身に付ける! ]

今んところ一番最新。いろいろ変化が激しいので新しいと言うだけで価値があるんだけど、中身も基礎知識と演習に分かれててとても良い上、細かい機能の説明や審査のステップまでカバーされていてとても良い。コードも他の本はPythonで書かれているものが多いのだけど、これは公式のSDKであるNode.jsベースになっていて、コードの中身についても解説あるし、amazon公式の情報を参考にしたりする場合でもとても都合がよい。今買うなら最もオススメ。

Alexaスキル制作テクニック (I・O BOOKS)

Alexaスキル制作テクニック (I・O BOOKS)

画面が少し古くなってるけど、カスタムスキルだけではなく、フラッシュブリーフィンスキル、スマートホームスキル、さらにAVSまでカバーされているところが良い。紙面上にコードはないけど、その分電車とかでも読みやすいサイズにまとまってるし、最後の章にあるVUIの設計の章をあえて章立てしてるところが秀逸。上のと合わせて読むのがおススメ。コードはpython

kindleオンリーかつunlimitedで読める。公式SDKCLI版ベースで書かれているのが特徴。GUI開発者コンソールとAWS Lambdaの組み合わせが標準スタイルなんだけど、やっぱりコードはgithubあたりで管理したい、デプロイもコマンドでやりたい、と思うのが人の性で、ask-cli使えばそれができます。GUIで一通りの流れがわかった後にやってもよいし、軽く触ってみたいという場合でも良いかもしれない。コードはNode.js。

AlexaとGoogle Homeの両方をカバーしているのが最大の特徴。流し読みしかしてないのだけど一通り読むと、結局どっちも自分で実装するのはJSON返すだけなんだなということがよくわかる。イラストも多いしレンタルサーバCGIで出来るので初心者の方にはいいんじゃないかと。細かい説明は少し物足りない気がするけど、Google Home向けにDialogflowについて書かれているのも良いところ。コードはpython

まださわりしか読めてないのだけど、他の本とはちょっと毛色が違って、スマートスピーカーだけでなく、スマートホームとか機械学習とかいろいろ連携したみようという感じ。イラストも多いし対話形式で書かれているので初心者向けという体裁だけど、説明はあまりないし、やることの幅は広いので、ある程度わかってないと厳しい気がする。alexaとか一通り触った後に幅を広げるために読むのがお勧めだと思います。

シェルスクリプトマガジン vol.54

シェルスクリプトマガジン vol.54

  • 作者: 當仲寛哲,しょっさん,今泉光之,福田潔,岡本秀高,米田聡,すずきひろのぶ,熊野憲辰,濱口誠一,菅雄一,伊藤貴之,楠目幹,法林浩之,山本美穂,大岩元,飯尾淳,桑原滝弥,大内智明,gori.sh,USP研究所,ジーズバンク,イケヤシロウ
  • 出版社/メーカー: USP研究所
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: 雑誌
  • この商品を含むブログを見る

元はシェル芸の雑誌なんだけど、alexaとnode.jsがセットで特集になっているので、どっちも初めて、まずはさらっと始めてみたい、というのであれば、値段も安いし、実は一番オススメかもしれない。
余談だけど、昔よりも丁装よくなってて少しリッチ感ありw

## まとめ

今買うなら一番新しいはじめてのAlexaスキル開発 [音声認識アプリ開発の基礎知識を身に付ける! ]が中身の構成的にもおススメかな。その他についても、まとめて読むと理解力高まるので、何冊か読んでみる事をお勧めします。

あと、基本となる音声インタフェース概論みたいなのについてはこういうのもあるみたいなので、一度読んでみようと思ってます。

AIアシスタントのコア・コンセプト―人工知能時代の意思決定プロセスデザイン

AIアシスタントのコア・コンセプト―人工知能時代の意思決定プロセスデザイン

以下は洋書のみ。洋書だとこの手のもの含めて結構種類もありますね、羨ましい。洋書でも良いんだけど少し高いんだよなー。

Designing Voice User Interfaces: Principles of Conversational Experiences

Designing Voice User Interfaces: Principles of Conversational Experiences

個人的には、Google homeに特化した書籍が出てほしい。出たら即買いします。