kun432's blog

技術ネタ、読書記録、など。2015年から人生をやり直し中です。

須磨水族館のAIペンギンに会ってきた

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ちょっと前にニュースで上がっていたこれ、すごい気になっていました

どんな仕組みで動いているのかな?実際に見てみたい!ということで週末に行ってきました。うちの奥様とのデートも兼ねておりますが、久々のVUI実例レポです。

「スマスイ」という愛称で知られていますが、正しくは「須磨海浜水族館」といいます。三宮からJRで15分、須磨海浜公園駅から徒歩10分程度、海沿いにあります。こんな感じのちょっと古いけど大きめの建物がスマスイです。

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入口の上にはこんな看板が。

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ちなみにこのキャラクター、神戸市にお住まいの方ならよくご存知「ワケトン」のデザインをされた、ザ・ロケット・ゴールド・スターさんのデザインです。スマスイ以外にも、さんちかとか神戸マラソンなど、神戸関連のデザインを多数されていて、スマスイ内にも到るところにたくさんあふれています。

これがチケット。

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入り口横にもこんな看板があります。調子に乗ってこんな写真撮ってしまいました。おっさんのお見苦しい姿でお目を汚してしまい大変申し訳ございません、、、 m( )m

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気を取り直して、AIペンギンです。ペンギン館にあります。ここにもザ・ロケット・ゴールド・スターさんのキャラが。

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入り口入ったすぐのところにあります。

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中に2匹いてます。アレハンドロとアンジェリーナ、ということで、アルゼンチンから来られたマゼランペンギンのご夫婦だそうです。

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実際に動いているのを見てもらうほうがわかりやすいかと思いますので、動画です。

アンジェリーナの方は動画取るのに失敗してました、、、がきちんと女性の声でした。そして今気づいた、アレハンドロが右なのか!アレハンドロがたくさんしゃべったので左かと思ってました。。。

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話しかけるときはこんな感じでライトでわかります、スマートスピーカーお使いの方なら非常にわかりやすいですね。羽もパタパタ動きます。ちなみに、ウェイクワードは不要です。近づくとあっちから話しかけてくれるようです。

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こんな感じで説明も楽しいです

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その他、気づいたところはこんな感じです。

  • 結構周りがガヤガヤしてる上、ペンギン館の中は少し声が届きにくい感じもあり、普通に話しかけるぐらいの音量だと反応しないこともありました。声大きめに話してあげるといい感じで答えてくれます。
  • しばらく見ていたのですが、通り掛かった人はみんな結構興味持って見てたし、ほとんどの人が話しかけてましたね、特に子供の食いつきはすごい良かったです。あと、ウェイクワード不要なので突然話しかけられてびっくりする人多数な感じで面白かったです。
  • ちょっとレスポンスが遅い(LEDが点滅している時間が長い)瞬間がありました。まあなんとなくわかりますw

いやー、非常に面白かったです。で、個人的にちょっと刺さったのはこれです。

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スマスイさんでは、以前、来園者の方から飼育員の方への質問を紙で受け付けるという取り組みを2年間ほどされていたそうで(今もされているのかはわかりませんが、投書ボックスのようなものはありました)、しかもこれ全部飼育員の方が手書きで回答してあるんですね、その数なんと8500通。ファイルがこんなことになります。

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今回のペンギンの回答はこの内容をベースにしているそうです。これ、手書きで丁寧に回答してあるのもすごい大変だと思うんですけど、質問した方もこれだけあると次に来たときに自分の質問の回答、もう探せないですよね。来園者(特に子供)がペンギンなどの生き物に興味を持ってくれて、飼育員の方が非常に多忙な中で丁寧に回答してくれる、これって損得勘定ない純粋な欲求だと思うのです。これが物理的・時間的な理由で届かないかもしれないというのは非常に残念です。

新しいテクノロジーって、効率化による課題解決みたいな、ビジネス的な観点で取り上げられることが多いと思っていて、もちろんそれはそれでとても大事なのだけど、それだけじゃなくて、人間の感情的な部分もきちんと汲み取ってあげれるようなものであってほしいし、VUI・音声認識って、そういう人間的な部分にとても近い技術だと思っています。現状のVUIの成熟度では、ビジネス・感情のどちらの面でも大きな課題解決をできるようなフェーズには至ってないと思っていますが、今回の企画はその可能性の一旦を見れるような実例として、非常に興味深く見せていただきました。

開発された神戸デジタル・ラボ (KDL)さん、とても良いものを見せてもらいました。ありがとうございました!

www.kdl.co.jp

ちなみに、実証実験ということで、アレハンドロとアンジェリーナに会えるのは 6/23 までらしいので、お時間ある方はぜひお早めに行ってみてください!

現場からは以上です。