Voiceflowで新しいアップデートがありましたので、早速試してみました。
Choiceブロックで、どのインテントにもマッチしない発話が来た場合はElseパスを使います。で、普通はもう一度インテントを受け取るために大体こんな感じにします。
今回のアップデートで、このElseの挙動を2つのやり方で制御できるようになりました。見てみましょう。
こんな感じで一つだけインテントがある状態のChoiceブロックがあるとします。Elseの表示が変わっていますね。これをクリックします。
Elseに2つのタイプが出てきました。"Path"はこれまでと同じです。"Reprompts"があたらしいタイプです。これを選んでみます。
Speakブロックと同じような表示になりました。"System"をクリックして発話を追加します。
こんな感じで、これまでElseからつないでいたSpeakブロックと同じ発話を入力します。
ElseにつないでいたSpeakブロックは削除します。
テストして試してみましょう。
わかりますでしょうか。きちんとインテントにマッチしていない場合の処理ができています。これまでElseでSpeakブロックを使ってもう一度インテント発話を促すようにフローを作っていたのが、"Reprompts"を使うことでChoiceブロックだけで完結するということですね!
ElseパスはChoiceブロックを使う場合にはほぼ100%使うことになり、最初にご紹介したように8の字で元に戻すというのが一般的だったと思います。以前のUIならそれでよかったのですが、新しいUIになってブロックが大きくなったりCombinedブロックにしたりすることが増えたので、ちょっと見にくい・使いにくいと思っていました。今回のアップデートにより、いちいちSpeakブロックを使うこともなくなって効率的だし、なによりフローがスッキリしますね。ぜひぜひ活用してください!
もう一つアップデートがあるのですが、それは後ほど。