kun432's blog

Alexaなどスマートスピーカーの話題中心に、Voiceflowの日本語情報を発信してます。たまにAWSやkubernetesなど。

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Voiceflow TIPS #21 スキルの受け渡し

遅ればせながら、Voiceflow夏休みAdvent Calendarの21日目です。

前回最後に少しお伝えした機能、サクッと不具合を直してもらったので、できたてホヤホヤですがご紹介します!なんと・・・

スキルの受け渡しができるようになりました!

これはチョットヤバいですね!少し注意すべき点もあるので、最後まで必ずご一読いただければと思います。

では、早速やってみましょう!

スキルを渡す側

まずは、スキルを渡す側です。TIPS #17で作成した、Stream Blockのサンプルスキルを誰かに渡すこととします。

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アップロードボタンの横にある「歯車」アイコンをクリックします。

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設定画面が開きますので、Basicタブの一番下にある、"Downloadable Link" のあたりをどこでもいいのでクリックします。

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URLが表示されるので、”Copy Link” をクリックします。

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"Copied to Clipboard"と表示されれば、クリップボードにURLがコピーされていますので、スキルを渡したい相手にこのURLを共有します。

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スキルを受ける側

受け取ったURLをブラウザで開きます。Voiceflowにログインしていない場合は、ログイン画面が表示されますのでログインします。

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受け取ったスキルをコピーするかを聞かれます。"Copy Project"をクリックします。なお、複数のボードをお使いの場合にはスキルをコピーしたい先のボードを選択してください。

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はい、リストの一番下に追加されました!かんたんですね!では中を見てみましょう。

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はい、ちゃんとコピーされています。スキルに含まれていた、音楽や画像などもそのままになっていますね!これで受け渡し完了です。

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ちなみに、スキルに含まれている音楽や画像は、元のスキルにあったものとは別のコピーとして取り込まれるので、元のスキル側で削除してしまってもOKなようです!

注意すべきこと

音楽や画像については、元のスキルとは別にコピーされるようなので、安心なのですが、一部注意が必要なものがあります。Integration BlockでGoogleスプレッドシートと連携設定がしてある場合、アカウント情報までは共有されないのですが、スプレッドシートとの連携状態はコピーされるようです。

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そして、、、、元のアカウントが持っている他のスプレッドシートが使えてしまいます・・・

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このあたりは、Voiceflowの外側の部分になるので、流石にスキル内で別のコピーを作るのは難しいのかもしれませんね。これ以外にも

  • 認証が必要なAPI等の設定(アクセストークンとか)
  • 使用している音楽や画像などの使用許諾

などなど、受け渡し時に注意すべき点はあるかと思いますので(私も全部は確認できていません)、そのあたりはきちんと考慮の上、活用するようにしてください。

おまけ

最後におまけです。

「Voiceflow Community Market Place BETA」です!

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作成済みのスキルを、ここから取り込んだり、逆にここに公開したりできる、マーケットプレイスができました!まだベータ版ですが、これはいろいろと楽しくなりそうな感じです!


スキルを共有できるようになったことで、例えば、初心者の方向けにサンプルスキルを渡してカスタマイズしながら覚えてもらうとか、もちろん受託開発等で作ったスキルを納品するとか、いろいろ可能性が増えましたね!少し注意は必要ですが、ぜひご活用ください!