お疲れ様です。家に帰ってブログに書くまでYAPCは終わらない、ということで、まとめです。いろいろ大変でしたが、新生YAPCとして非常に思い出深いものになったと思ってます。行って良かった!
tl;dr
3行でわかるYAPC::Hokkaido 2016
- 試される大地、北海道は伊達じゃなかった
- 宮川さんで50人は来る
- やっぱりYAPCは楽しかった!
詳しくはまとめ記事参照。
トークの感想
MySQL 5.7の次のMySQLは (yoku0825さん)
今の仕事ではそんなに深くMySQL使ってません。ただ、以前の仕事でレプリケーションでよくトラブったしらスケールの確保も苦労したので、group replicationとかほんとに便利になったものだと思いました。個人的にはDBの世界はそれだけでも深いのでAuroraとかにお任せしたいところ、、、
近年の OSS 開発における CI 選択のベストプラクティス (pine613さん)
YAPCに来るような方だとそういうことないんでしょうけど、CIって案外知らない人が多いと思ってます。まとまった書籍があんまりなかったり、その時々の流行りがあったり。なので、こういうまとめ的な発表はとてもいいですね。個人的にはGithubにpushしてTravisCIで自動テスト動かすってのを初めてやった時とても感動したのを覚えてるので、もっと一般的に使われるように理解が広がればいいなと思ってます。バッジ嬉しいんですよねぇ。
APIをPerlで作る時に僕達が考えたこと(papixさん)
papixさんは人気ですねぇ。しかし3開発者4言語とかカオスwwww。APIとかいいよねぇ、と思うんだけど、それを使うサービスが(内外にかかわらず)増えていくと変更が難しくなる、というところは確かにそのとおりですよね。仕様をきっちり決めるとかドキュメントを用意するとか、当たり前のことをきちんとやってもやっぱり難しいというのはなかなかに求められるレベルが高いなと思いました。
iOS/AndroidアプリにおけるAPIサーバーのいろは(xaicronさん)
ATSの話ですが私もしっかりハマりましたね。。。フルSSL化は正しいとは思うもののいろいろな事情で難しいところもありますね。SSLアクセラレータ買っちゃうか!どっちかというとそっちのほうが倒しやすかったりもしますね、予算があればですが。
Writing Perl extensions in Rust(Vickenty Fesunovさん)
英語なので集中して聞く!と思いきや、英語はとても聞き取りやすかったです。ただそもそもRustの話がわからないというw。ただ、安全に書ける、というのはとても大事なことですね。
2017年、飛躍する技術と共に命懸けのダイブ!「普段使い言語環境」更新によるスキルリセットサバイバルガイド(谷内 元さん)
新しい言語に取り組むというのはなかなかにハードル高いと思うので、実際に取り組んでみた人の感想とか言語の比較とかはすごく参考になります。全体的におっさん感がいい感じでした、例えとかw
ランチタイム & スポンサーセッション
今回もお弁当出ました!
ランチセッションのお弁当です、スポンサー様に感謝! #yapcjapan pic.twitter.com/W7JSPCSMqf
— kun432 (@kun432) December 10, 2016
スポンサーセッションでは、なぜか育児ネタが複数あって、個人的にこういう家族ハックみたいなのはとても好きなのでよかった。オムツの冗長化とか、SPOFを避けるために母乳と粉ミルク、とか最高。あと調子良すぎてPerlからPythonに書き換えられたとかなんでやのんw
SRE(Site Reliability Engineering)の話 (kazeburoさん)
私自身も運用エンジニアなので思うところが多々ありました。メルカリのような大規模なサービスでも5人で全部回してて、国ごとにクラウド基盤が違うとか、障害連絡当番で通勤時を避ける工夫とか、ろいろ生生の話もあって、自分自身もっとがんばらないとと思う反面、こういうチームを作れるようになりたいです。
クラウド環境におけるWebアプリケーションの正しい作り方(for Perl users) (照井 将士さん)
AWSについては実務では使ってないものの、趣味でソリューションアーキテクトとSysOpsアドミニストレータ持ってて(アソシエイトレベルですが)、ある程度基本は理解してるつもりなんですが、その上に乗っけるアプリをどう作るか?というところは非常に興味があった。ただ、「クラウドはインフラのフレームワーク」であってオンプレもクラウドもやることは変わんない、結局何事もきちんと理解が必要というところは共感します。クラウドだから何も知らなくていいということではなくて、知るべきことと知らないでいいことはきちんと認識してやらないとダメですね。
ここで一通のメールが、、、、
来た!俺も試されてる!!!
このあと、次の日の振替便や当日のホテルの手配したりしてたので、楽しみにしてたAzureの話とクラウド座談会は泣く泣くスキップ・・・・ただ、当初最終便で帰るつもりだったので時間的に早めに切り上げないといけなかったのが、
今日の飛行機は欠航決定ー、やったー、miyagawaさんのトーク、生で聞けるー #yapcjapan
— kun432 (@kun432) December 10, 2016
むしろ札幌の大雪グッジョブ!と気分を切り替えてクロージングまで見れることになりました。
はてなのインフラ環境を自宅で再現する (masayoshiさん)
自社のサービスを理解するには自宅で作って試してみるのが一番という話。自宅ラック勢としてはほんとにそう思う。うちにもSolarisサーバがあってSolaris Containersとかいろいろ試してたなぁ。商用アプライアンスとかだと難しい場合もあるけど、それをまたオープンソースで実現できないか?とかそういうことを試してみたりすることでスキルもノウハウも貯まるし、それを今度は逆に自社サービスに展開する、いいなぁ、このループ。L3スイッチとかのネットワーク周りは特におすすめですね。
PHPエンジニアが初めてPerlでWebアプリを作った話 (不破崇行さん)
他言語開発者から見たPerl。やっぱり文字列処理が強い。これはほんとにそう思うし、Yet another シェルスクリプトとして使いやすいので、応用も効くし。一時期PHPで開発してた時代もあるので、かんたんなWebアプリケーションならPHPだとほんと始めやすいし、WordPressのcronっぽい実装、初めて聞いたけど、ある意味すごいw 多言語をdisる前に一度は使ってみる、そういう姿勢も正しいと思う。適材適所で選択肢の幅を増やしていきたいと思います。
Delivering a CDN (miyagawaさん)
飛行機欠航のお陰で生rebuild.fm聞けて最高w とか思っていたら冒頭でmensionされるというwww miyagawaさんによる基調講演でFastlyでの話。CDNのような大規模サービスだと、どうしても変化を恐れて安定方向に倒しがちなところを、デプロイを工夫したりすることでイノベーションを継続する、いや、これはやっぱりすごいな。継続的デリバリーは「ツール」だけの話ではなく「考え方」、"Keep innovate. Stable means dead." というのはとても心に残りました。創意工夫を忘れないようにしていきたいと思います。
Lightning Talks & クロージング
LTは今年も銅鑼が見れてよかったし、開発人員が増えてよかったし、Tweet飛んでよかったwww いつか発表する立場になれるように努力したいです。
クロージングはJPA代表理事のnekokakさん。去年までの大規模なお祭りだったYAPCを再起動するにあたり、大変なプレッシャーがあったと思いますが、これまでとは違った方向で、かつ、全国津々浦々で展開していく、というのは、地方に住むエンジニアからするととてもうれしいし、YAPC去年初めて参加してこういうイベントがなくなってしまうのは寂しいなと思っていたので、これからも新しい形で続いていくと思うとワクワクします。皆様ほんとうにありがとうございました&お疲れ様でした。
次は、地元関西での開催ということで必ず行きます!そして福岡・東京へも是非行きたいです。
次のYAPCは2017年3月4日大阪で、さらに7月1日に福岡にて #yapcjapan pic.twitter.com/FZJXUcxTRQ
— yapcjapan (@yapcjapan) 2016年12月10日
帰りの顛末については語るまい、、、、ただYAPC::Hokkaidoのブログで紹介されていた新千歳空港の豚丼は美味しかったw
休憩。ブログでオススメされていた豚丼を頂きます #yapcjapan pic.twitter.com/2heYTYhTor
— kun432 (@kun432) 2016年12月11日