皆様、2日間お疲れ様でした!この週末はAlexaスキルアワード2019に向けたハッカソンイベントが大阪で開催され、今回はサポートスタッフとして参加してきました!
※ちなみに当然のことながら受付は終わっております。
今回はサポートスタッフということで参加者の皆様のスキル開発をお手伝いさせていただくという立場でしたが、実は初のハッカソン参加・しかもスタッフ側ということで、多少不安感も無きにしもあらずだったのですが、Amazonスタッフの皆様、他のサポートスタッフの皆様、そして参加者の皆様にもいろいろ助けていただいて、なんとか2日間乗り切れた気がしています。こちらも皆様からいろいろ学ぶことが多かった2日間だったなーというのが正直な感想です。本当にありがとうございました!
参加レポというのとは少し違うかもですが、サポートスタッフの立場からいろいろ感じたこと・思ったことをまとめたいと思います。
よかったこと
以前のAmazon Payのワークショップの時に、うまくいかないケースや想定できないようなケースが多々ある、ということは経験してて、ましてやハッカソンだとそれ以上のこともあるだろうと、その腹づもりは出来ていたのは大分違います。とはいいながらも、参加者の皆様も経験のある方やスキルのある方も多く(私より全然デキる人も多かったです)、ある程度話しているうちに解決されるケースもあるし、経験豊富なAmazonのスタッフの皆様と超強力な他のサポートスタッフもいらっしゃっるということで、そのあたりに助けられた面も大きかったですね。
※一部の写真に悪意があるように思うかもしれませんが否定はしませんwww。
また、事前にわかってるノウハウとかつまづきそうなポイントは、前もってAlexa開発者フォーラムに上げておきました。個人的にもノウハウの逐一をサラッと説明できるほど理解しているわけでもないし、探すのも手間、説明も時間がかかる、ということも踏まえると、ここ見てわからなければ聞いて、みたいな感じにしておけば、参加者の皆様も自分のペースで進めることができるかなと思っていました。実際にどの程度活用されたのかはわからないのですが、もし役に立つことがあったなら幸いです。
あと、当日、Voiceflowを使おうとされる方がいらっしゃって、個人的に結構いじっていることもあり、そのあたりでは私の持っている知見を少なからずお役に立てれたのではないかなーと思っています。このあたりは公式サイドでは入っていけないところだと思うので、その意味でも良かったかなと思います。
voiceflowなら @kun432 の方で精一杯サポートさせていただきますー #Alexaスキルアワード pic.twitter.com/LQkJzMWEjL
— kun432 (@kun432) 2019年7月6日
個人的にはvoiceflow使おうとする人がいて多少なりとも知見をお伝えできた部分はあると思う。ただハッカソン向けには足りない部分があることもわかったので その辺りは本家にフィードバックしていきたいです #alexaスキルアワード
— kun432 (@kun432) 2019年7月6日
難しかったこと
もちろん逆に難しかったこともあります。まずは、チーム開発の話。
私の場合、個人レベルで開発していることもあり、チームでのスキル開発を経験したことがありません。仕事ではそういう経験があるものの、会社だと、それぞれの業務分担もきっちりしているし、開発環境などもそういった体制に合わせて構築・運用されているので問題ないんですが、こういったハッカソンイベントのような、「短期間」かつ「即席」のチームを作って「共同」開発するという、非常に特殊な環境でうまく勧めていくには、作業の分担や並行開発できるような環境構築やツールの取捨など、このあたりはやっぱり経験がないと厳しいなと思いました。
Amazon Developer Portalでも複数開発者を登録できるものの、hostedでは同時にいじれない、Voiceflowでもコラボレーション機能はあるものの、一人がいじっている時は他のメンバーは入れない、また人数によっては無償の枠を超える、ということで、このあたりはやっぱり事前に確認しておいたほうが良いし、知識・経験としても持っておく必要があるかなと思いました。
また、ここのところVoiceflowを使うことが多く、コードを書く頻度が下がっていたので、コード周りの話になるとやっぱりまだまだ理解も経験が足りないなーと。以前も少しつぶやいていたのですが、
ノンコーディングとか、自分のLTでもコーディング不要で簡単とか言っちゃってるけど、あくまでもとっかかりには、とかプロトタイピングには、という話であって、コード書けるに越したことはない
— kun432 (@kun432) 2019年6月30日
特にノンコーディングだと、コードで書く場合の流れとか意識しないので、適当にブロック並べて動かなくてなんで?ということは起きがち。コード知ってればブロックの正しい並べ方とかがわかるようになってハマらない。
— kun432 (@kun432) 2019年6月30日
逆にコード書く場合も、ノンコーディングでざっとフロー作ってからコードに落とし込むとスッキリかけたりするので、両方やるとお互いに相乗効果がでていい感じ
— kun432 (@kun432) 2019年6月30日
ということで、コードが書ければ今機能として提供されていることは全部できるはずし、コードを理解していればノンコーディングで作るときにもきっと役に立つ、というところは改めて意識していきたいなと思いました。
ちなみに、このあたりのコラボレーション機能の改善については、Voiceflowの中の人にも伝えて、リアルタイムな共同作業は必要だと思ってるよ、みたいな回答ももらってるので、是非期待して待ちたいと思います。
あと、Voiceflowでデバッグする時、デバッグログ出力みたいなことができないので、個人的にはカードを出力先代わりに使ったりするんですけど、やっぱり辛い。小さいスキルなら別にいいんだけど、規模が大きくなってきたり、APIたくさん叩いたりするとかなり辛い。これは前から感じていて、少しうまくできないかなぁと思っているところです。頑張っても多分限界はあるんですが、まだ工夫の余地はあると思ってます。ちょっとまとめたいと思います。
voiceflow、デバッグしにくいから個人的にカードに出力させたりとかよく使うけど、限界ある。この辺りの現時点のベストプラクティス考えて、要望ももっとあげないとなー
— kun432 (@kun432) 2019年7月7日
で、それに関して、シミュレータとカードのところで一つ注意点を見つけました。
カード使うと画面付きデバイスにも表示されるけど、文字列が長い場合はシミュレータの時に表示されない場合がある(実機ならオーケー) #alexaスキルアワード
— kun432 (@kun432) 2019年7月7日
シミュレータの結果がおかしい時は実機で確認! #alexaスキルアワード
— kun432 (@kun432) 2019年7月7日
まあこのあたりは、当然のことながら、カードはディスプレイの代替ではない、というのを改めて認識しました。(といいつつ、Alexaアプリの画面表示だと結構いい感じなので、うまく使えないかなぁと思っていたり)
カードはあくまでもカード、画面なしデバイスの補助として考えるべき #alexaスキルアワード
— kun432 (@kun432) 2019年7月7日
参加者の皆様と今回作成されたスキルについて
参加者の皆様については、朝早くから夜遅くまでほんと皆様お疲れ様でした。でも2日という短い時間の中で、スキルを完成させたのははほんとすごいです!私も少しチームに混ぜていただいてお手伝いさせていただいたのですが、とても楽しかったです!ぜひ今回のスキルをブラッシュアップしていただいて、スキルリリースならびにアワードへの応募、がんばってください!
また、ここのところイベント参加や勉強会での登壇とかのほうが多めで、個人のスキル開発ができていないので、この二日間で頂いた刺激をエネルギーを元に、私もアワード応募目指して頑張りたいと思います!
(ん?スタッフがいる???)
その他
以前からTwitter等でお見かけしていたものの、お話する機会がなかった @sitopp さんや @fukumura_kaigo さんとお目にかかれて、少しですがお話できてよかったです。またどこかのVUIイベントでお顔を合わせることがあるかと思いますので、VUI盛り上げていきましょう!今後共よろしくお願いいたします。
あと、懇親会中に突然LT大会が始まり、LT希望者が列をなすという、なんとも言えない大阪感、そして私も乗っかり、そして時間に収まらなかったという事案が発生したことをお伝えして置きたいと思います、、、orz
大阪の #alexaスキルアワード が完全に芸人の集まりになってる
— hidetaka okamoto@AlexaChampions (@motchi0214) 2019年7月7日
LTやる?って言った後の瞬発力がすごすぎる
— hidetaka okamoto@AlexaChampions (@motchi0214) 2019年7月7日
#alexaスキルアワード
はい、ということで、
ブログ書き終わるまでがハッカソン #Alexaスキルアワード
— kun432 (@kun432) 2019年7月7日
私のハッカソンもこれで終了です、お疲れ様でしたー
おまけ
関西でもVUI関連のイベントや勉強会等やってますので、是非以下のハッシュタグで追っかけてみてください。
今回のサポートスタッフの誰かが間違いなくいると思いますので、是非お越し下さい〜。そしてぜひLTしてください!