kun432's blog

Alexaなどスマートスピーカーの話題中心に、Voiceflowの日本語情報を発信してます。たまにAWSやkubernetesなど。

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Alexa Live 2021でリリースしてほしい新機能を勝手に予想

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今年もあります、Alexa Live 2021!

で、海外のAlexa Developerの方がAlexa Live 2021でリリースを期待している機能について書いていたので、乗っかってみようと。日本の場合は海外ではすでに使える機能がなかなか来ないというのもあるので、そのへんも含めて思いつくままに書いてみます。

目次

Alexaアプリで対話をテキストでやりとり

これはすでに海外ではリリースされていて、チャットっぽく使えるやつですね。Googleアシスタントには以前からある機能だし、スマホなどモバイルでの利用は今年必ず増えると予想されていたはずなので、ぜひぜひ日本語でもリリースしてほしいと思ってます。

Alexaアプリ向けAPLサポート

こちらも上記で書いたとおり、モバイル強化という意味で、是非実現してもらえればなーと。一応、APLでタブレットのサポートは入ったみたいだけど、そもそもAlexaアプリはAPL非対応なんですよね。

あと、以前からある「カード」と多少機能的にかぶる感じにはなるかもしれないけど、カードはどちらかというと(弱い)通知っぽい印象なので、共存はできると思う。

Alexa for Hospitalit/for Residentialを日本でも使えるようにしてほしい

現状、Echoデバイスは「個人向け」という位置づけで、これを公共の場で使うというのはいろいろ「グレー」な認識です。このあたりをクリアして安心してビジネス展開できるように、公共での利用を想定した上記のようなサービスをぜひ日本でも展開してほしい。

Echoデバイスにキオスクモードをつけてほしい

上とも絡むけど、使える機能を限定できたり、個人情報等に配慮して対話履歴を一切記録しないというような機能があれば、多分Alexa for XXXみたいなサービスがなくても公共利用が可能だと思う。

Googleアシスタントには一応ゲストモードがあるけど、制限ができるわけではないし解除もかんたんにできちゃうので、ちょっと惜しい。

Alexa for Businessを日本でも使えるようにしてほしい

まあリモートワークが普通になってしまったので、逆にニーズは下がってしまったのかもしれないけど、こちらもぜひ。会社内の利用であれば、比較的導入はしやすいと思うし、Zoomなどとの連携も悪くないと思う。

aws.amazon.com

インテントの信頼度や感情分析を取得できるようにしてほしい

Amazon Lexをちょっと触ってみていいなーと思ったのはこれ。

こういう感じで出ます。

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これをもとに、

  • 複数のインテントの可能性がある場合は、より明確な対話を要求するようにしたり、ユーザのコンテキストを元にどちらかのインテントに紐付けたり。
  • 言葉使いから感情度を把握することで、会話のやり取りにストレスを感じていないか、その場合には少し会話フローを変更するとか。

というような調整ができますよね。その場合は、ロジックはもちろん複雑にはなってしまうけど。

Echoデバイスのカメラにアクセスさせてほしい

まあ一回はみんな考えますよね。データの管理とかプライバシーとか色々難しそうな気はするけど、できると面白そうだけどなー。これはまあ期待薄かな・・・

今のところ、新型Echo Show 10ならモーションセンサーは使えますけどね。

Alexaボタンを作って欲しい

Echo Buttonsではないです。イメージとしてはこれ。

Quick Links for Alexaに近いんだけど、あっちはユーザ目線で、こっちは開発者目線って感じ。まあ今でもAlexa-hostedでGithubからインポートはできるんだけど、ワンクリックでAlexa-hostedにデプロイされて、開発者コンソールのテストシミュレータが開くとかだともっと試しやすいかなと。

Alexa Conversationを日本語で!

正直なところ、すごい初期に言われていた「クラウド側で必要なスキルをシームレスにつなげてくれる」みたいな話からはだいぶ違う印象ではあるんだけど(現状のAlexa Conversationは、個人的にはリッチなダイアログモデルのイメージ)、これがどういうふうにスキル開発に変化を生むのか、を見てみたいという気持ちが強い。

USではGAになってるので、ぜひ日本語でも!

英語でのチュートリアルを試してみたときの記事はこちら。

まとめ

思いつくままに書いてみた。個人的には、もっとビジネスで使いやすい感じになるような環境整備が一番の希望だけど、開発者向けイベントだと思うので開発者が度肝抜かれるような機能が出てくることを期待したい。