kun432's blog

Alexaなどスマートスピーカーの話題中心に、Voiceflowの日本語情報を発信してます。たまにAWSやkubernetesなど。

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AWS認定Alexaスキルビルダーに合格した!

Advent Calendarの終盤、なんか勢いで申し込んでしまった、Alexaスキルビルダー認定、無事バスしました!スコアレポートが結構早く返ってきたので、とりあえず熱が冷めないうちに話せる範囲でまとめ。

スペック

こんな感じです。知識は広く浅く、古めの経験がそこそこ、今風の技術には最近触るようになった、って感じです。

  • 仕事はエンプラ・オンプレなインフラエンジニア。最近転職してクラウドちょこっと触るように。スマートスピーカーは実務なし。
  • 一応AWS認定はアソシエイト三冠、他にLPIC Level3とGCPプロフェッショナルクラウドアーキテクト持ってたり。
  • Alexaスキル開発はここ1年ぐらいで13個リリース。ノンコーディングと使い回しが多い。実質コードちゃんと書いたのは3個ぐらい。
  • プログラミングはすっごい昔に1年だけサーバサイドPHP書いてた。あとはインフラでPerlワンライナーとかログ解析ツールとか。Node.jsはスキル開発で初めて触った。
  • 一応留学経験あるので英語は特に問題なし。

やったこと

試験対策はあんまりやってない、というか、現状やりようがないって感じですが、一応ご紹介。

  • 英語版が開始された時からいつか受けようとは思ってましたが、試験対策本とかもないし、もちょっと手を動かして受けようと思って様子見
  • ただ、何か調べるたびに公式のドキュメントは結構読んでたし、試験ガイドも一通り把握、サンプル問題もやっていた。

はい、ほんとに今回試験対策的な勉強はやってないです。まあ金曜の夜に衝動的に申し込んだのでまあそうなりますね。

ただ、このあたりはとても参考になりました。今気づいたんですが、同じ人だったのですね。

模擬試験

さすがに何もしないのはまずいかなということで、とりあえず試験直前に模擬試験を受けました。AWS認定合格(だったかな?)でもらえる無料バウチャーが役に立ちました。結果としては、分野的には得意も苦手も偏りがない感じなんですが、合格ラインギリギリ、って感じでした。なので、とりあえず実装したことがない機能とかは一通りドキュメント読んで、自信がないところはサラッと目を通しました。

ちなみに模擬試験無料のバウチャー、なぜかピアソンでは弾かれたので、模擬試験はPSIで受けました。

試験

三宮のテストセンターで受けてきました。AWS認定、前までPSIだけだったのがピアソンで受けれるようになって多少時間とか場所も融通聞くようになった気がしますが、どっちの場合でも私は会場同じなので、雰囲気とかは変わらないですね。ちょっとPSIのほうがいろいろ面倒な感じはします。

Alexaスキルビルダー認定はスペシャリティ扱いなので受験料がお高いんですが、これも過去の認定合格かなにかでもらった半額バウチャーが役に立ちました。元の料金だと落ちたときが痛いので、さすがに二の足踏むところですが、今回勢いで申し込んだのはバウチャーがあったのもあります。

試験の詳細は話せないのですが、個人的な感想としては、他のAWS認定に比べると時間とかも余裕があるし、そこまで難しくないんじゃないかなーと。ただなにせ試験対策ないし、体系的に学んでないので、どういう問題が出るんだろう?というのが全く読めないところがしんどいかもですね。サンプル問題と模擬試験をやっといたほうがいいのはそのあたりもあります。

あと、この手の認定試験はどれも日本語訳が微妙なところがありますが、今回はAlexa自体が会話を扱うものなので特に気になりました。よくわからない場合は英語に切り替えるのがおすすめです。なので英語力もあったほうが助かりますね。

結果

無事合格しました!

スコアレポート、大体翌日以降なんですが、今回は数時間後でしたね。点数としてはギリギリってことはなくて思ったよりも取れていました。ただソリューションアーキテクト・アソシエイトやデベロッパー・アソシエイトの時みたいにガッチリ取れたというほどでもないです。

分野については、模擬試験とは逆で、自信なかったところはやっぱり取れてないね、と。まあ詳細はわからないのでなんともですが、逆に特定の分野ではちゃんと取れてたんだろうなと思います。足りないところもわかったし、今後はそのあたりもいろいろとやってみたいと思います。

おすすめな勉強法

ということで、これから受けようと思っている方に向けてポイントです。基本的に上で紹介したQiitaの記事がよくまとまってますけど、多少付け加えるなら、

  • 試験ガイドは絶対読んどくべき。ガイドにきちんと問題範囲と分野の割合書いてあるので、割合が高いところ・自分が弱いとこを中心にやるのが効率的です。
  • もっというと、試験ガイドは、認定試験受けようかなと思ったら最初に見る癖をつけておくことをおすすめします。スキルビルダーではまだ当分ないと思うんですが、試験内容は定期的(といっても数年単位だと思いますが)に改訂される可能性があって、結構ドラスティックに変わってくる場合もあります。だいたい前と同じ、と思って受けると痛い目を見る場合がありますが、試験ガイドに変更内容とかも書いてあります。(実際に痛い目を見た・・・)
  • 対策とか現状はリソースがないので、唯一あるサンプル問題と模擬試験は最低限やっとくべきだと思います。サンプル問題は正解だったからオッケーではなくて、なんでそうなのか?他は何が間違っているのか?をきちんと説明できるぐらいのレベルはあったほうが良いと思います。模擬試験は、他にリソースないこともあるし、自分があまり知らない分野の問題が出ていれば、そこが試験に出る可能性があるということを知るだけでも意味があると思います。
  • 公式のドキュメントは細かいところまで読んでおくとおいいと思います。ただ試験目的で読むのは辛いと思うので、なにか調べたい時に調べたい以外の細かいところやその周辺も一通り読んでおくのが良いですね。これを積み重ねておくと後々効いてくると思います。あとはそういう読み方すると、色々知らない機能とかがあることに気づいて、へーってなったりもして、おすすめです。
  • AWS認定ソリューションアーキテクト・アソシエイト持ってないなら、まずそっちを先に受けたほうがいいかなぁと思います。クラウドラクティショナーでもいいかもしれませんね(こっちはもってないのでわかりません)。AWS認定の雰囲気もわかるし、スキル開発・運用にもいろいろ役に立つと思いますんで。ただスキルビルダー認定取得だけが目的ならちょっとやりすぎかもなので、Alexaスキルで絡むところだけをAWS認定対策本で読んどけばいいかなと思います。

ぐらいですかねぇ。まあ試験対策はないに等しいのですが、そんなに難しいものでもないと個人的には思うので、普段からスキル作って、コツコツと知識・経験を積み重ねていれば自然に取れるんじゃないかなと思います。(試験対策だけ知りたくてきた人には元も子もない結論になりますが)

おまけ

個人的には、Voiceflow夏休みAdvent Calendarやったのは結構効きました。といっても、ノンコーディングだけやっていれば受かる、ということではなく(100%無理だと思います)、毎日の記事をまとめるにあたって、結構公式ドキュメントもいろいろ調べてたし、開発者コンソールでテストもしまくってたし、うまく動かない時はコード書いて比較してたりもしたので。そういった過程が知らないうちに試験勉強になっていたような部分はありますねー。

ただ最終日のエントリでも書いてますけど、コードを書くのが基本だと思いますし、コード書いたりAWSの設定をやってみたりすることで、ノンコーティングツールをより使いこなせるところもあると思うので、両方やってるのがよかったんじゃないかなーと思ってます。

いやー、しんどかったけど、やってよかった!

今後

とりあえず今年の目標の一つを達成したし認定試験は当分なしかな。GCPの方は今の所あまり前向き感もないし。

当面はスキル色々作って、ハンズオンとかLTとかもコンスタントにやっていきたいですね。とりあえず次はこれとISPやります。

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